モンセン国立公園の中に、サンサジモンと呼ばれる聖地(Santuario/サントゥアリオ)があります。ウン十年前から廃墟のようになっている場所でそれでも訪れる人がいるのだそうです。
なぜかというと、この国立公園には他に、
El Turó de l’home(トゥロー・ダ・ロマ、標高1706m)
Les Agudes(ラス・アグーダス、標高1703m)
El Matagalls(マタガイス、標高1694m)
というような2時間くらいかけて行くハイキングの場所があって人々を惹きつけているようです。
このサンサジモンは、El Matagallsに行く方向の反対側になります。山道はかなり乾ききっていてそれでも途中どこか別の世界に迷い込んだような小川があったり、今世間で話題の水不足なんて無縁の湧き水(水を汲んで飲みます)があったり脚が棒のようになりますけれど、歩く価値があります。
残念なことは、ムンスリウ城と同じでサンサジモンの廃墟も現在再建しているところで中には入れませんでした。ウン十年前にはなかったという「家」が廃墟の隣りに建っていて人が立ち入らないようにする監視員のような人が住んでいる様子です。おそらくこれから先10年以上は入れなさそうな気がします。