ジローナ県のブレーダ(Breda)とアルブシィアス(Arbúcies)のちょうど中間くらいにある城。およそ標高640メートルの高さに位置していて、2000年ごろには円塔も雑草に覆われて風化して欠けた石組みが昔の面影を残していました。
城の主が地元に後世の保存を約束に譲渡したのですが、どうやら何十年も手がつけられず風化の一途だったところ、その約束が果たされていないということで主が返却を求めていたようです。(サムネイルにある本に書かれています。)そして数年前から復元工事が始まって中にクレーンが立つようになり、入って見ることもできなくなりました。中に博物館のようなものを作っているような感じがありますが、再び中に入って見られるようになるには10年くらいかかるんじゃないかなと思っています。スペインで工事というととにかく時間がかかります。
2007年には、18世紀後半のものと見られる一部イタリア製、またバレンシア製の食器類が発見されました。
この城のそばにトレ・デ・ブルーハ(Torre de Bruja/意味は「魔女の塔」)というのもあります。